「auの料金が高いと感じているけど、長年使い慣れているから乗り換えが不安…」というシニアの方はとても多いです。
auから楽天モバイルへの乗り換えは、auとUQモバイルのような「同じグループ内の乗り換え」ではなく、別会社への乗り換え(MNP)になります。そのため、MNPの手続きやSIMロック解除の確認など、いくつか事前準備が必要です。とはいえ2023年5月からのMNP「ワンストップ方式」により、実際の手続き自体はそれほど複雑ではありません。
この記事では2026年6月現在の最新情報をもとに、auから楽天モバイルへの乗り換えの手順・節約額・注意点をシニア世代にもわかりやすく解説します。
auから楽天モバイルに乗り換えると月いくら安くなるかイメージ
まず「本当に安くなるのか」を2026年6月時点の料金で確認します。楽天モバイルの料金プランは「Rakuten最強プラン」1種類のみで、データ使用量に応じて自動的に3段階で変わる仕組みです。
| プラン | 月額料金 |
|---|---|
| au MAX(無制限・各種割引適用後) | 約6,000〜7,000円 |
| au eximo(無制限・各種割引適用後) | 約5,000〜6,000円 |
| 楽天モバイル Rakuten最強プラン(20GB超〜無制限) | 3,278円 |
| 楽天モバイル Rakuten最強プラン(3GB以下) | 1,078円 |
auの無制限プランから楽天モバイルに乗り換えると、月2,000〜5,000円・年間約3〜6万円の節約になるケースが多いです。しかも楽天モバイルは最大でも月3,278円で無制限に使えるため、データ量を気にする必要がありません。
💡 シニアへのポイント:動画をほとんど見ない、LINEとSNS程度という方は毎月3GB以下で収まることが多く、月1,078円という格安料金になります。使う月は自動的に高くなり、使わない月は自動的に安くなるので、自分でプランを切り替える手間がありません。
auから楽天モバイルに乗り換えると実際いくら節約できるか【シミュレーション】
では具体的にいくら安くなるのか。60代のシニアの方に多い3つのパターンで、乗り換え前後の料金を計算しました。
パターン①:通話が多い60代・一人暮らしのAさんの場合
子どもや孫との電話が多く、月30分以上通話する方のモデルケースです。
| 項目 | 乗り換え前(au eximo) | 乗り換え後(楽天モバイル) |
|---|---|---|
| 基本料金(データ) | 約6,000円 | Rakuten最強プラン:1,078〜2,178円(3〜20GBの月) |
| 通話料金 | カケホーダイ:1,870円 | Rakuten Linkアプリ利用で0円(かけ放題) |
| 最強シニアプログラム(65歳以上) | − | −110円〜(エントリー・条件達成で最大−880円) |
| 合計(月額) | 約7,870円 | 約968〜2,068円 |
| 月の差額 | 約5,800〜6,900円の節約 | |
| 年間の節約額 | 約7〜8.3万円 | |
💡 ポイント:通話が多い方こそ楽天モバイルの効果が大きいです。「Rakuten Link」アプリから発信すれば国内通話がかけ放題・通話料0円になるため、auのカケホーダイ(1,870円)が丸ごと不要になります。
パターン②:通話はほぼLINE・ネット中心の60代夫婦のBさんの場合
スマホはLINEとネット検索がメインで、通話はあまりしない方のモデルケースです。データ使用量は月3GB以下。
| 項目 | 乗り換え前(au eximo) | 乗り換え後(楽天モバイル) |
|---|---|---|
| 基本料金(データ) | 約5,500円 | Rakuten最強プラン:1,078円(3GB以下の月) |
| 通話料金 | なし(従量制) | Rakuten Link利用で0円 |
| 合計(月額) | 約5,500円 | 約1,078円 |
| 月の差額 | 約4,422円の節約 | |
| 年間の節約額 | 約53,064円(約5.3万円) | |
💡 ポイント:データをほとんど使わない月は自動的に月額が下がる仕組みです。スマホの使い方がLINE中心の方は特にお得です。
パターン③:auの自宅セット割を使っていた60代・Cさんの場合
自宅のインターネットにauひかりなど対象回線を使い、「自宅セット割」を受けていた方のケースです。
⚠️ 注意:auの自宅セット割は、スマホがauまたはUQモバイルであることが条件です。楽天モバイルに乗り換えるとこの割引は適用対象外になります。ただし、通話料金がRakuten Linkで実質0円になる分、トータルではセット割がなくなっても十分に節約になるケースがほとんどです。
| 項目 | 乗り換え前(au・セット割込み) | 乗り換え後(楽天モバイル) |
|---|---|---|
| 基本料金(データ) | 約6,000円 | Rakuten最強プラン:2,178円(3〜20GBの月) |
| 通話放題 | 1,870円 | Rakuten Linkで0円 |
| 自宅セット割 | −1,100円(適用中) | 適用なし |
| 合計(月額) | 約6,770円 | 約2,178円 |
| 月の差額 | 約4,592円の節約 | |
| 年間の節約額 | 約55,104円(約5.5万円) | |
💡 ポイント:自宅セット割がなくなっても、Rakuten Linkによる通話料無料化の効果が大きいため、トータルでは十分に節約になります。
上記はあくまでも参考例です。実際の節約額はauの現在のプランや割引の適用状況によって異なります。My auアプリで今月の請求額を確認してから計算すると、より正確な節約額がわかります。
通話料金が実質0円になる「Rakuten Link」とは
楽天モバイルの大きな特徴が、専用アプリ「Rakuten Link」を使った通話です。このアプリから発信すると、国内通話が24時間かけ放題・通話料0円になります。普通の電話アプリからかけると22円/30秒の通話料がかかりますが、Rakuten Linkを使えば何時間話しても無料です。
⚠️ 注意点:0120・0570などのフリーダイヤル・ナビダイヤルはRakuten Linkでも無料の対象外です。また、アプリの使い方を最初に覚える必要があります。
💡 シニアへのポイント:Rakuten Linkアプリの使い方は難しくありません。インストールして起動すれば、普通の電話と同じように番号を押してかけるだけです。最初にご家族や店舗で教えてもらうと安心です。
【重要】65歳以上は「最強シニアプログラム」のエントリーを忘れずに
楽天モバイルに乗り換えた後、65歳以上の方が対象の「最強シニアプログラム」は自動的には適用されません。楽天モバイルのマイページで別途エントリー手続きが必要です。エントリーを忘れると特典が受けられませんので、乗り換え後すぐに手続きを済ませましょう。
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 基本特典 | エントリーだけで毎月110ポイント還元 |
| 追加特典 | 対象オプション加入でさらに最大880ポイント還元 |
| 対象年齢 | 契約者または利用者が65歳以上であること |
| 手続き方法 | 楽天モバイルのマイページ(my 楽天モバイル)からエントリー |
エントリーと対象オプションの組み合わせにより、実質月1,858円程度から、通話かけ放題・詐欺電話対策・操作サポートまでついてくる組み合わせが作れます。
詳しい内容やエントリー手順は最強シニアプログラムの解説記事で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
auからの乗り換えで準備しておきたい3つのこと
①SIMロック解除の確認
2021年10月以降にauで購入した端末は、原則としてSIMロックがかかっていません(SIMフリー出荷)。それ以前に購入した機種や中古で入手した場合は、My auから確認・解除の手続きができます(オンラインなら無料)。
②auのキャリアメール(@au.com/@ezweb.ne.jp)の対応を決める
楽天モバイルに乗り換えると、auのキャリアメールは原則使えなくなります。GmailなどのフリーメールアドレスをLINEや友人の連絡先に事前に伝えておきましょう。
③対応周波数帯(Band)の確認
楽天モバイルは自社回線に加えて、自社回線が届かないエリアではau回線を「パートナー回線」として利用しています。そのため、元々auで使っていたスマホは対応バンドの面で相性が良いケースが多いです。ただし念のため、楽天モバイル公式サイトの「動作確認済み端末」で機種名を確認しておくと安心です。
💡 シニアへのポイント:Pontaポイントは楽天モバイルに乗り換えても失効しません。ただし楽天モバイル側では楽天ポイントでの管理になるため、au経済圏との連携は乗り換えを機に整理しておくとスッキリします。
乗り換えの手順(ステップごとに解説)
ステップ①:乗り換え前の確認
以下の3点を事前に確認しておきましょう。
- 楽天IDの用意:申し込みには楽天IDが必要です。楽天市場や楽天カードを使っている方はすでに持っている場合がほとんどです
- 本人確認書類の用意:マイナンバーカードがあれば手続きがスムーズです
- 月のデータ使用量の確認:My auアプリで過去数ヶ月のデータ使用量を確認し、月何円くらいになるか目安をつけておきます
ステップ②:楽天モバイルへ申し込む(乗り換え・MNP)
申し込みはオンラインまたは楽天モバイルショップの店頭で行えます。2023年5月からのMNPワンストップ方式により、auで事前にMNP予約番号を取得する必要はありません。楽天モバイルの申し込み画面で「他社から乗り換え」を選び、auの電話番号を入力するだけで手続きが進みます。
正規の申し込みルートとして、楽天モバイル公式のオンライン申し込みが利用できます。事務手数料は無料の場合が多く、初めての方でもわかりやすい画面で進められます。
💡 シニアへのポイント:オンライン申し込みに不安がある方は、楽天モバイルショップの店頭で「auから乗り換えたい」と伝えれば対面でサポートしてもらえます。
楽天モバイルの申し込み手順で迷いやすいポイント(本人確認書類・SIMかeSIMかの選び方など)は楽天モバイルの申し込み手順ガイドで詳しく解説しています。
まずは料金プランやキャンペーン内容を確認してみましょう。【楽天モバイル】で詳細を見る
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ステップ③:SIMカードが届いたら差し替えて開通
オンライン申し込みの場合、数日以内にSIMカードが郵送で届きます。今使っているauのSIMカードを取り出し、新しい楽天モバイルのSIMカードを差し込んでから開通手続きを行います。eSIMを選んだ場合はもっと早く開通できます。
開通手続きが完了すると同時にauは自動的に解約されます。開通後はWi-Fiをオフにして電話・ネットが使えるか確認しましょう。
💡 シニアへのポイント:SIMカードの差し替えが不安な方は楽天モバイルショップに持ち込めばサポートしてもらえます。
60〜65歳以上はこの組み合わせが最もお得
auから楽天モバイルに乗り換えるシニアの方には、以下の組み合わせがおすすめです。
- プラン:Rakuten最強プラン(データ使用量に応じて自動調整)
- 通話:Rakuten Linkアプリで通話料0円
- 65歳以上の方:最強シニアプログラムにエントリー(毎月110〜990ポイント還元)
この組み合わせで、データをあまり使わない方なら月1,000円前後・多く使う方でも月3,278円という上限で使えます。auの無制限プランと比べると、月4,000〜6,000円・年間5〜7万円の節約になる計算です。
乗り換え前に知っておきたい注意点
- auの自宅セット割は適用対象外になる:auひかりなどとのセット割は、楽天モバイルへの乗り換えで受けられなくなります。トータルの節約額で判断しましょう
- auのキャリアメールが使えなくなる:GmailやiCloudメールへの切り替えを乗り換え前に済ませておきましょう
- エリアの確認:自社回線が届かない山間部などではau回線をパートナー回線として利用しますが、地域によっては電波状況を事前に確認しておくとより安心です
- 解約金について:基本的に解約金はかかりませんが、不安な場合はauに確認してください
まとめ:乗り換えの手順チェックリスト
- ✅ My auアプリで月のデータ使用量を確認する
- ✅ auのSIMロック状態を確認する(2021年10月以降購入は不要)
- ✅ auキャリアメールの引き継ぎ対応を決める
- ✅ 楽天モバイルへオンラインまたは店頭で申し込む(MNPワンストップ方式で予約番号は不要)
- ✅ SIMカードが届いたら差し替えて開通手続きをする
- ✅ 65歳以上の方は「最強シニアプログラム」へのエントリーを忘れずに
auから楽天モバイルへの乗り換えは別会社間の手続きになりますが、ワンストップ方式のおかげで実際の作業はシンプルです。特に通話が多い方ほどRakuten Linkによる恩恵が大きく、年間5万円以上の節約になるケースも珍しくありません。
料金プランや現在のキャンペーン内容は公式サイトで確認できます。【楽天モバイル】で申し込み内容を確認する
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